消費税率引き上げ延期、2年半先延ばしの評価は…

日本の通常国会は閉幕しました。結局は解散はなかったですね。

消費増税は2年半先送りとなりました。先の総選挙では、何があっても増税延期はないと明言して選挙を戦ったにもかかわらず、あっさり公約撤回です。

消費増税に関しては、経済条項をつけなかったことで、絶対にあげることが前提でしたが、政権が予想するほどの景気回復は見られず、マーケットを中心に、周りからの増税延期の声が、日に日に高まっていました。

安倍総理は消費税率引き上げに関して、東日本大震災級の災害が起こるか、リーマンショック級の経済危機状態にならない限り増税延期はないと言ってきました。言い換えれば、この二つの用件も満たせば、増税延期の大儀は立つと言っているのです。

不謹慎な表現ですが、増税延期をしたい安倍総理にとって、熊本地震は、絶好の増税延期の用件と思ったのではないでしょうか。政府与党関係者から「丁度よいタイミング」という本音が漏れていましたからね。

これも不謹慎な表現ですが、補正予算の規模などからみて、熊本地震の被害規模は、阪神淡路大震災ほどではないおとから、これが消費税率引き上げ延期の材料にはならないと判断したのでしょう。

今度はG7という国際舞台で、これ見よがしに、いまの世界経済はリーマンショック前に似ていると公言したのです。そのタイミングで、消費税率引き上げは見直すことを国内に訴えたのです。わざわざ原油価格の資料まで準備してです。世界各国の協調を取ることではなく、国内向けのアピールに世界的会議をりようしたのでしょう。

マーケットの反応は、本来は消費税率引き上げ延期は好感されるはずですが、海外メディアがこのことに否定的で、むしろ、安倍政権の経済対策は、消費税を引き上げられないくらい厳しいと感じたようです。

アベノミクスに対する評価が変わってきたようです。

間違いなく、消費税率を5%から8%に引き上げたのは、景気にとては間違いだったと言えるるでしょう。そこからアベノミクスは大きく失速し、今度は10%引き上げ延期したにもかかわらず、アベノミクスの評価は上がらない、まさに、ひとつのボタンの掛け違いが、修正が効かない状況に追い込まれたのではないででしょうかね…

 

広告